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2013年10月 1日 (火)

後遺症その2

「先生、あの劇タイミングピッタリやったで、今やったらあんなに泣いてもらえへん」

あの劇とは、6年生になったダンボ組全員が創った「戦争と生活」のことだ。

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「そうや、その通り。ダンボに覚えがある。

後で、やったんや演技する方も見る方も全然違ごた」

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昭和41年といえば1966年。戦争体験者が世にあふれていた。

「6年生やしな、教科書の教えるところまだ残ってるし、劇は先生が用意するし、それやってぇな」

「おならの王様」で味をしめた皆は許さなかった。

社会科で昭和史後半を教えていた。

誰からともなく、戦争の時みんなどんな生活していたのやろ?と口火が切られ

聞き取り調査をして劇に、と皆の意見が進んでいく。

ダンボ口をはさむことできず・・・・

「強制疎開」「米(物資)の配給」「学童疎開」「竹やり訓練」の4つに分け、

それぞれのグループが、生々しい体験者を身近から選んで調査を始めた。

終幕の「原爆投下・敗戦」だけ、ダンボが筆をとった。

演技する子は、爺ちゃん婆ちゃん父ちゃん母ちゃんの体験を身体で表そうと真剣、観客は昔を偲んで号泣した。

1週間授業させて貰えなかったダンボも、納得できた一幕だった。

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