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2012年8月 6日 (月)

人声人語

今朝の「天声人語」は連日のオリンピック熱をいっとき下げた。

人類の偉大な発明を、数十万人の犠牲を伴う残虐な人体実験が行われた忘れてはならない日だった。

『足元のアリが目にとまり、踏んでしまっても人間はアリの悲劇を想像できない。・・・67年前の原爆投下は、人をアリと見る所業だった。・・・広島が死んだ日、原爆をつくった科学者たちは、設計通りに爆発した記念パーティに興じていた。・・・救いは、自責の念から木陰で吐いた若手がいたことか(文集新書「父が子に教える昭和史」)・・

開発陣が「起きたことは私たちの想像をはるかに超える」と驚いた原爆破壊力の放射線と熱線・・・・核は飼い慣らせる代物ではない。福島で故郷を追われた人々に思いを致し、誰もが核被害者の、いわば「アリの目」を持つ時だと思う。天声人語より要約

読んでいるうちにダンボも似たことを書いたのを思い出した。

2006年12月8日。「鳥の目と虫の目」

・・・・前略・・・部長は「老人会の活動を活発にし、寝たきりになるタイミングを遅らせたら、医療費の節約になります。そう考えると老人会の助成金なんて安いものです。」と、悠然と答えました。私は、なる程、部長ともなれば大所高所から物事をみる鳥の目を備えていると感心しました。でも、スッキリしないものを抱えたままでした。私には目の前の困窮している人を救いたい虫の目しかもてなかったからです。

 原子爆弾を投下し何十万と云う人を殺傷したことについて、アメリカは、原爆投下によって戦争終結を早め、アメリカも日本も計り知れない人的損失を避けることができた。戦争だから仕方が無いと正当を主張します。正しいとは思います。狂人に等しい日本軍人の一部は1億玉砕を叫んで全国民が滅亡しても決戦を望んでいたのですから。

 でも、でも、原爆で身体を粉々にされ、熱線で溶かされ、放射線で毛が抜け血反吐を吐いて死んでいった人達を、「仕方がないんだ皆さんは・・」と、空から鳥になって歌うことができません。死ぬまで、折にふれその人達と、戦争を恨み、起こした者達を憎み続けていく地虫の目をもち続けるでしょう。

今朝のコラムは「天の声」でなく「アリの目をもった人の声」と読めた。

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