« 病院のフィーリング2 | トップページ | バイバイ・ゴーヤ »

2009年8月10日 (月)

死因

 告知を受けて暫くしてカミサンがポツンと言った。

 「私の死因が決まったんやな・・・」

 膵臓がん患者は膵臓ガンで死亡する確率が極めて高いことを知ったからだ。

 年月日は決まらなくても、死因が先に決まってしまう。

 その一言に悲しみの深さが分かった。

 65年前、私の死因も決まっていた。

 「戦死!」

 特攻訓練基地でアメリカ軍の本土上陸に備えていた。

001  日本の無条件降伏が、もう半年延びていたら間違いなく戦死していただろう。

 命を拾った8月15日の喜びはありありと残っている。

 カミサンにも同じ思いをさせてやりたい。

« 病院のフィーリング2 | トップページ | バイバイ・ゴーヤ »

心と体」カテゴリの記事

コメント

「死因」は死んだときに決めるものです。そんな先のこと人間が決めなくていいと思います。現にダンボさんの「死因」は戦死では無いじゃないですか。らしいってなんだと言われたら困るけど最近ダンボさんらしくな〜い! 奥様が何を仰っても笑い飛ばして下さい。それが奥様への一番の薬だと思います。目と目の間に縦皺ではなく眉毛の上に横皺作って笑って下さい。 いやいや、いろんな意見があるとは思います。私の言うことは酷だと言う方もあるでしょう。高校生の時、両親が「命の補償は出来ないって言われた」とこっそり話しているのを聞いた私もまた、生きています。 このコメント、送信クリックするの随分迷いました。でも思い切ってクリックします。いろんな祈りを込めて・・・

上手いこと書けるかどうか分かりませんが…

義父は直腸癌でした。
義母が「絶対に言うたらあかん!」という方針で。
義父は知っているのに、最後まで知らんフリしてました。
事実を共有してたら、例えば義兄(長男・家業を継ぐ人)に言い残せること、逆に元気な間に聞きたかったことが素直に話せたやろな…と思いつつ「あんたは他人やから」と言われたくなくて黙って見ていました。
(私と義父とだけのナイショです…)

父は肺癌でした。
全く逆に、父は自分ひとりで検査結果を握り潰してました。
家族が気付いた時は、手遅れでした…。
でも「もっと早く」と言うと同居していた母を責めることになるので、私も弟もそのコトバは飲み込んでます。

ダンボさんちは、事実も痛みも苦しみも、それから例えば検査結果の一喜一憂も、こんなコトになったからこそ、とても愛おしく感じる日々のとりとめもないコトも、何もかも、夫婦で親子で共有できて素晴らしいと思います。
「素晴らしい」なんて場違いなコトバかもしれませんが、でも、とてもいい家族のあり方やと思います。
みんなやせ我慢したり、ウソついたりせんでいいもの。

友人がスキルスタイプの胃癌になったと告白された時、私が言ったことばをこちらに書かせて下さい。
「自分が先に死ぬって、思い込まんといてや。
今日の帰り、私、事故して死ぬかもしれん。
そんなん、誰にも分からへんことなんやし。」

もしも、失礼があったらお許し下さい…

ダンボさんと奥様のお気持ちが解れば解る程、メールを送れなくなっていました。いつか私共夫婦にもそのような事を考えなければならない時が訪れるのでしょう。相手を思い遣ることの出来るダンボさんですから奥様は幸せな方だと思います。奥様はきっと感謝されていると思いますよ。本当に良いご夫婦ですね。私のお手本です。でも、疲れすぎないようにしてくださいね。このブログでどんどん気持ちを吐いて下さい。私はがんばれとは言いません。ダンボさんの気持ちを微力ですが、そして、生意気なようですが受け止めます。

わたしも最近コメントするのが辛かったのですが、コメントすることが微量ながら先生の励みになるかと思い、ペンを(?)とりました。私の兄嫁が2年前に髄膜腫で倒れ、手術後一度退院してなんとか生活できてましたが、この春また倒れて、私も含め家族で介護が大変でした。また手術をして今リハビリの真っ最中ですが、ほぼ寝たきり状態です。私より1つ年上で、ひとりで起きることもできなくなってしまった時は、本人はもちろん私もすっごいショックでした。姉の場合命に別条ないですが、腫瘍は取りきれず、どれだけ回復するか・・・。本当に健康のありがた味がよくわかりますね。すい臓はわかりにくいところですから・・・。本当におつらいでしょうね。奥様もご家族も。「病は気から」!がんばって先生のご自慢の手料理を作って(作ってる間って気が紛れるものですよね)奥さまに食べさせてあげてください。なんか書きたいことがちゃんと書けない。すみません。看病疲れが出ませんように。
奥様も本当にお大事に。(しか言えなくてすみません)

 皆さんのコメント、何度も読み返して力を貰っています。
 コメントを入れなくても身に余る気遣いをして下さる方々に支えられています。
 「本当に」を使うと嘘っぽくなるので嫌いですが、それしかないので本当にありがとうございます。カミサンも私もこうして皆様の善意に囲まれ幸せです。

 Chikoさん。自身も色々な病を抱えながら、自分より他人の事に奔走している人のメッセージとして、真摯に受け止めましたよ。先日、七夕の短冊に「逆縁反対」と書きました、3ヶ月でもカミサンが年下です、簡単にギブアップしませんよ。

 ひろ子はん。失礼どころか有り難さで一杯です。ご自分の義理と実のお父様を共にガンで亡くされた辛い体験を思い出させてしまって申し訳ないです。(二条城の家族写真に痩身のお父様が写っておられたのを思い出しました)
 どちらが先かなんて神様だって分からないかも知れません、 色々波風のあった我々ですが、残された時間は出来る限り共有するつもりです。

 cookieさん、せせらぎと4班のこと甘えますのでお許しを・・・王様の耳はロバの耳の床屋になって、たんと愚痴るかもしれませんがよろしくお願いします。その内に毒舌ダンボが復活しますから、それに対抗するエネルギーを4班全員で貯めておいてください。

 Keiさんも身近な人に難病を患っている方がいるのですね、健康の大切さは損ねて初めて分かることと、重々承知していても擬似体験などできないし、ぶつかって問題解決しなければなりません。やはり、希望と気力です。
 

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 死因:

« 病院のフィーリング2 | トップページ | バイバイ・ゴーヤ »

2020年4月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

最近のトラックバック

無料ブログはココログ