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2009年6月26日 (金)

テレビは離せない

 あてもなくBSのチャンネルを変えていた。

 阪神が横浜相手で1点リードしていても精神衛生上見る気がしない。

 BSジャパンのボタンを押したら、素晴らしいヴィアリンの曲が流れている。

 「ちょっとだけ」の気持ちで耳をすます。

 カミサンもソファーに横たわって集中していた。

 音楽については小さい時からクラシックをよく聞いていただけで、何も知らないし感想は言えても批評なんかとんでもない。

 でも、心に響くか響かないかは自分で判断できる。

Mayuko_kamio021  演奏者は「神尾真由子」さん。2007年の6月に第13回チャイコフスキー国際コンクールヴァイオリン部門で日本人2人目の優勝者だ。

 そのコンクールの模様を予選から本選までたっぷり聴かせてくれた。

 テレビの内臓スピーカーで聴いても、素晴らしかった、いや凄かったと表現したい。

 「ちょっとだけよ」が最後までトイレにも立たず聴き惚れた。

 先日の辻井伸行さんといい神尾真由子さんといい、20歳になったばかりの若い演奏家が卓越したテクニックだけでなく、「違う!」と唸らせる音楽性をどうして身につけているのだろう???天賦のものの存在はどうしようもない。

 圧巻は、本選のチャイコフスキーとシベリウスの協奏曲だった。

 解説者が、オーケストラと共演の場数を踏んでいる神尾さんが有利だったと言っていたが、素人が聴いてもわかった。神尾さんがコンダクターよりもコンサートマスターよりも自分の曲想で演奏全体をリードしているように聴こえた。

 目をつぶって聴いてもよいが、テレビならではの場面も多かった。

 神尾さんの弾きながらの「夢見る表情」「苦悶の表情」は邪魔と感じることもあったが、本選で演奏の途中で噴き出す汗を拭ったり、痺れる右手を激しく振って苦痛をこらえる場面には感動した。

 「コンクールはバトルなんだ」とテレビだからこそ示せたと思う。

 見ながら決まって寝てしまうカミサンの目は最後までパッチリ開いていた。

 蛇足-神尾さんが使っているヴァイオリンは1727年製のストラディヴァリウス。サントリー株式会社から貸与されたものだそうだ。

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コメント

素敵な番組をやっていたのですね。
私も、見ればよかった・・・。

生まれて20年くらいで、あの感性と技術。
これは、長いこと生きていたから身に付くものではなし、やはり天賦の才能と、不断の努力のたまものなんでしょうね。
そういう大きなパワーが 私たちの魂を震わせてくれるのですね。

それに
>サントリー株式会社から貸与されたものだそうだ。

企業も粋な計らいをされるのですね。
かつて、辻久子さんが、自宅を売却して、ヴァイオリンを手に入れた話しを 思い出しました。

 ホントにラッキーでした。BSジャパンなんて番組表で見ませんからね。
 演奏は凄かったです録画するのも忘れていました。
彼女生まれは大阪府豊中市、辻久子さんも大阪府、大阪の女性のパワーは凄いですね。
 HANMEさんの、大阪のおばちゃん度の記事で笑わせてもらいましたが、笑いだけで終わらないのが大阪の凄いところ・・・・畏敬の念すら覚えます。
 私は下戸だけど、夏場に入るしサントリーモルツでも飲みましょう。

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