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2009年1月 9日 (金)

木曜日22時

 「風のガーデン」が終わって、木曜日の午後10時に穴が空いたと思ったら。山田太一脚本の「ありふれた奇蹟」がいよいよ始まった。

 大御所二人の連続テレビドラマが立て続けに観られるなんて、何と贅沢なフジテレビのプレゼントだろう。

 山田太一といえば数々の名作を残しているが、中でも「早春スケッチブック」と「ふぞろいな林檎たち」は忘れられない。

003  1977年6月~9月にかけてのTVドラマ「岸辺のアルバム」は本はあるが視聴した覚えがない。これも、あまたの脚本家に衝撃を与え指針となった作品だそうだが、映像は見ていない。

 「早春スケッチブック」からは、ドラマとして楽しむより、ありきたりでない生き様を教えられ憧れをもった。

 若気の至りといえばそれまでだが、平和や日常的な幸せが本物なのかどうかに疑惑をもったら、自分のありきたりの生き方を反省するのが当然だろう。

 今度の、「ありふれた奇蹟」も、年間3万人も自殺者がいる(わが町の半分が毎年消えているのだ・・・・)日本。戦乱が絶えず飢餓に苦しむ人に溢れる世界でこうして幸せを感じながら生きているというのは「ありふれた奇蹟」のお陰ではないか?という発想のようだ。

 テレビドラえマは、初回に強烈なパンチで視聴者を惹き付けるのがあるが、「ありふれた奇蹟」はそうでもなかった。

 若い二人が自殺願望者をホームで霊能者のように見つけて止めるのを、何か交通事故を目撃したかのようなフィーリングで描いていた。

 淡々と展開してもの足りなかった。勿論、山田脚本独特の台詞は随所で胸に入ったが・・・・・・

 しかし、流石だった。最後の最後、若い二人の過去を抉るような台詞でしめくくられる。

 毎週木曜日、午後10時が待ち遠しくなった。 

 

 

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