« 庭の片隅 | トップページ | 非公開と公開と »

2008年12月19日 (金)

風のガーデンが終わった

 毎週楽しみにしていた「風のガーデン」終わった。

 結局、この秋の連ドラで本気で観たのは「風のガーデン」と「OLにっぽん」だった。

 終わり良ければ全て良しというが、やはり素晴らしいというか意表をつくというか凡人には思いつかないラストシーンだった。

 倉本作品で記憶に残る「優しい時間」のラストと同じくらいインパクトがあった。

 ただし、どのように感じとるかを視聴者に丸投げしているから、終わった直後に、カミサンと話し合う。

 こうして直後の生々しい印象を話し合える作品は数少ない。

 私にとっては、親(貞美)と知らされず死に目に会わせて貰えなかった自閉症の息子(岳)が、どのようにして父親と別れの結末をつけるかが関心事だった。

 親がキャンピングカーの周囲に植えた球根。死んでから一斉に花を咲かせた場所、岳にとって初めての場所だった。

 キャンピングカーの形通りに残った土の上で、不審気に見回す岳をクレーンショットでグングン引いていく。周囲は花園だ!傍で頬笑み岳を見詰めながら貞美を偲ぶ姉のルイ。

 長方形の地面は岳が信じていた天使ガブリエルの飛び立った飛行場にも、岳に告げずに亡くなった貞美の墓場にもみえる。渾身の力で貞美の岳に残したモニュメントに違い001ない。

003  緒形拳の演技に心打たれた。逆縁を味わった親を押さえた演技で見事に見せてくれた。自分の病を知っていて、よくぞあそこまで演じ切れたと思う。

 ほんとうに「あ りがとうございました」をつけて賛辞を送りたい。

« 庭の片隅 | トップページ | 非公開と公開と »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

「風のガーデン」ずっと見ていました。
命の限りを知っての緒形拳さんの演技は驚きでしたね。
島田正吾ほど長生きしてくれるかと期待していたのに。
今秋は筑紫哲也さん緒形拳さんなどの身近な死が残念でした。

 どの俳優も個性的で他人にない雰囲気をもっていますが、とりわけ緒形拳は善にも悪にも彼にしか出せない味のある稀有な役者でしたね、先に亡くなった宇野重吉を重ねていました、残念です。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 風のガーデンが終わった:

« 庭の片隅 | トップページ | 非公開と公開と »

2020年4月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

最近のトラックバック

無料ブログはココログ