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2007年3月 3日 (土)

14年前のイギリス旅行 9

ふれあいの旅-イギリス ⑧

6_003 旅慣れない旅行者にとって、乗り放題切符は重宝します。ロンドンでバスと地下鉄共通の1日券が4ポンドでした、地下鉄1区間90ペンスですから4回乗って元がとれ、乗り間違えても気になりません、2日目からはワンデーチケットばかり買いました。

 TT君に勧められて日本で買ったイギリス国鉄(BR)4日間乗り放題切符も、無駄なく使えました。ホテルからタワーブリッジへ行くのに、地下鉄

でチャーリングストン駅

へ行けば、国鉄が使えるのを地図を睨んでいた家内が発見しました。

 乗った列車は、座席毎にドアのある古いタイプでした。我々の座った反対側に二人の大男が席を占めていました。目当ての駅が近付いて大男側から降りるのに気づき、仕方なく「エクスキューズミー」と、二人の間に夫婦で割り込みました。二人とも迷惑そうな顔もせず窮屈を我慢して詰めてくれます。その一人が、「タワーブリッジ」と言っただけで、自分もそちらへ行くから付いてこい、バスの乗り方を教えてやると、いかつい顔に似合わず愛想が良いのです。

ホームに降りると、彼は私達が予想していた反対の方向に歩きます。一瞬、何処かへ連れて行かれて何かされるのでは?の思いがよぎりましたが、腹をくくって後ろに従いました。彼は足早に・・いや、彼としては私達に合わせているのですが、何しろ足の長さが違うので我々は小走りになってしまいます。先を歩きながら、彼は時々振り返ります。でも、2メートル近い高さで水平に振り返った視線の先に我々の姿はなく、スッと下に目を移して安堵の表情を浮かべニッコリするので、悪人ではないと確信しました。

バス停で彼は誰彼と無く挨拶しています。どうも顔の広い世話好きなおじさんの様です。私達には「日本については円も知らんし、何も知らん。でも、ポンドとペンスは良く知っている。」と、バス運賃を知りたくて私が掌にのせたコインの説明をしてくれました。

タワーブリッジへは、たいした距離でないと、調べはついていたので不審に思いながらも、彼の勧めでバスに乗りました。やはり、次のバスストップで、彼は降りなさいと言いました。運賃50ペンスは無駄でも、彼の人情は金に換えられぬ値打ちがあり、別れ際彼の大きな手と握手した家内は、特に快い余韻が残ったようです。

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